[コメント] ロボット(2010/インド)
高品質な映像表現、基本に忠実なスジ運び、楽屋ネタの完全撤廃、ユエン・ウーピンの武術指導。『ロボット』が完全に世界市場に照準を合わせているのが判る。
それでも胸を打たれたのは、あらゆる言語を喋れるロボットが「世界一美しい言語はタミル語です!」と高らかに宣言したり、博士がロボットの命名を自分の両親に頼むといった、インドらしい倫理観が伺える場面だ。特に、火災から助けだされる少女の強烈すぎるエピソード… インド人の高潔なる精神性、その美と厳しさに、共感はできずとも尊重するしかない文化の厚みを感じた。
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