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[コメント] ヨーク軍曹(1941/米)

この映画は人頭と鶏頭を同列に描いたヒューマニズムの観点からすれば唾棄すべき映画だというレッテルが貼られた、多くの人からは「戦意高揚映画」というレッテルが貼られた、オスカー嫌いからは11部門ノミネートという駄作の象徴というレッテルが貼られた、要するに現在では不幸な位置づけにある映画。
ゑぎ

 しかし、世界映画史上最高の脇役であるウォルター・ブレナンが牧師(神父?)を演じる教会のシーン、クーパーが戦場に赴く前夜の夜の表現、その恐ろしく厚みのある、密度の濃い画面、私はこのウォルター・ブレナンの説教のシーンで涙を押さえられなくなる、ホークスの天才の刻印がここにあると思えるのです。

(評価:★4)

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