[コメント] 高地戦(2011/韓国)
圧倒的な「現実」。観賞前に予告編を視直さなくて、本当に良かった。☆4.7点。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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取って取られてを無限に繰り返す高地戦だからこそ実現した「往復書簡」。映画的ファンタジーとも思えるが、太平洋戦線での「埴生の宿」(英題:Home! Sweet Home!)の大合唱の話を想い出す。日本にも既にあったボーイスカウトのサインが兵士の命を救った事もあったとか。
最後の30分、まさかの様な展開に言葉を失う。まさに人間の作り出す悪夢としか言いようがない。
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同じ民族が心底に憎み合って殺しあったりしていいのか。日本人は太平洋戦争の話だけでなく、戊辰戦争や西南戦争をもっと伝えるべきだ。二百三高地でも、餓島でも硫黄島でも、兵士達は停戦・終戦を心の底から待ち望んだだろう。
YouTubeでの「Japan凄いぞch」やら「Japan♡大好きch」の氾濫に吐き気がする。自国愛の底に見え隠れする隣国への差別感情。若い連中よ、どうか幼稚な「自己肯定」に流されないでくれよ。
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観賞後に予告編を視て吃驚。… そりゃないだろう。
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