[コメント] チキンとプラム あるバイオリン弾き、最後の夢(2011/仏=独=ベルギー)
映像の美しさ、展開の凝りかたが素敵。ファンタスティックなのだがすごくリアリティーもあり楽しめた。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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どんなに上手い演奏でも、伝えるものがないと音楽はからっぽ。これは芸術全般に言えることだろう。
ナセル・アリが失ったものと引き替えに得たものは、人々の心を打つ演奏だった。もし、イラーヌとうまく結ばれていたとしたら…ナセル・アリは演奏家として名匠にはなれなかったのかも知れない。ベートーベンも幸せな家庭を築いていたら、あれらの名曲は生まれなかっただろうし、芸術に「ため息」は必要不可欠なんだ。
自分が亡くなる前8日間には、どんな想いが蘇るのかとついつい想いを馳せてしまった。
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