[コメント] 地上より永遠に(1953/米)
私がドンパチでない戦争映画を目にした最初の作品。この作品の素晴らしさと比べて、同じ原作者でありながら『シン・レッド・ライン』の出来具合には唸ってしまう。さすが、ジンネマンということだろうか。
アーネスト・ボーグナインが得意の徹底的な悪役。苛めて苛めて苛め抜く彼の非人間的な行動に絶えられなくなる主人公たち。この映画、モンティもシナトラもバートランカスターも素晴らしいが、成功させたのはきっと彼と彼を起用したジンネマンなんだろう。それにしてもこの映画の素晴らしい出来に比して『シン・レッド・ライン』のあの単調で何も訴えかけないできはどうしてなんだろう。映像の美しさだけを強調しすぎて人間描写が薄っぺらいことが一番の要因だと私は思う。
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