[コメント] ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012/米)
海で漂流するという絶望、虎も一緒、死と隣り合わせ。そんな中で際立つ海と生命の美しさ。全体的に対比が上手く使われていて見事。
海に一人で漂流することで直面する死という恐怖。まあもちろん虎もいるのだが危険な動物であるのにはかわりないし、ボートの上ですら無事が保証されないという状況。
一方海はそんなこと気にしない、と言わんばかりに美しく神秘的で幻想的。この対比が画面に引き込まれるほど素晴らしかった。
漂流の孤独さから虎にでも愛着を感じ、癒しを覚えるという人間心理は面白い。また虎は仲間意識もなく去っていく。この対比もなかなかだった。
全体的に状況や心理の対比をうまく使っていて面白かったが、最初の方は退屈。たいした重要性も感じなかったし、もう少しまとめて省いてもいいんじゃないかな。
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