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[コメント] 氷壁の女(1982/米)

前半、なかなか雰囲気はあるけれども概ね退屈。「高さ」の感覚が出せていない箇所が多く(ベッツィ・ブラントリーが岩壁を登るシーンで思いきり引いた画がない、とか)、魅力的なロケーションを活かしきれていない。フラッシュバック挿入の仕方も気を利かせたつもりだろうが、私には間が抜けて見える。
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**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







後半ショーン・コネリーランベール・ウィルソンが二人で山に登りだしてからは演出の頑張りが見え、俄然よくなる。演出が撮影に追いついたとまでは云わないが、クライミング映画にふさわしい緊張感が生み出されている。

他に印象に残った点を挙げれば、ブラントリーに対するコネリーのビンタ。欲を云えばビンタとブラントリーが吹っ飛ぶカットは割らないでほしかったけれど、この鋭さはいい。

(評価:★3)

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