過去のホラー作品へのオマージュラッシュは良く言えばサービス精神溢れると捉えることも出来るが…。 それを｢トゥルーマンショー｣的要素に仕立て、最後は｢クローバーフィールド｣の序章だったのか!?みたいな。 話のスケールが壮大なのに、その地底の神とやらの何ともマニアックな生け贄へのこだわりが笑える。意外と監督は観客に爆笑してもらいたかったのでは？バイクに乗ってライダージャンプとか、エレベーターのしつこい｢チン！｣って音とか、あっという間に怪物たちに占領される防護策無しの司令室でサブマシンガン撃ちまくる絵づらとか…笑えたぞ。

まあ、今までに無い組み合わせの筋立ては飽きさせず最後まで鑑賞は出来た。

しかし、一応ホラー映画若しくはスリラーであるならば、もっと怖さにこだわってくれないとオレはちと不満かな。