[コメント] イル・ディーヴォ -魔王と呼ばれた男-(2008/伊=仏)
オッサンの神秘化を進めるべきか、世俗化に落とし込むべきか。方針が最後にならないと固まらない。カメラワークも逡巡するのだが、説明したがる割に、被写体の心理はまるでわからないつらさは、被写体自身の主観にカメラが紛れ込んだとき、然るべき描画に至る。
彼が眺める光景は、メガネのレンズで歪んでいるのだ。
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