[コメント] パーフェクト・ホスト 悪夢の晩餐会(2010/米)
監禁サスペンスの部分は、デヴィッド・ハイド・ピアースの怪演ぶりや脱出しようとするジョンとウォーウィックの攻防ぶりでまずまず楽しめるが、終盤の展開は全体的に見るとどうにも蛇足感が否めない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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監禁サスペンス映画。
途中までは、銀行強盗を働き指名手配された強盗犯の主人公が、場末で入った邸宅の住人の精神異常の男に逆に監禁され、空想のパーティゲストとの晩餐に付き合わされる展開だったが、終盤になって監禁されてた主人公が解放されてからは、主人公の犯した銀行強盗に仕組まれた罠が暴かれるクライムサスペンスとなる。
監禁サスペンスの部分は、強盗犯ジョンを監禁するウォーウィック役のデヴィッド・ハイド・ピアースの空想のゲストをもてなす怪演ぶりや脱出しようとするジョンとウォーウィックの攻防ぶりでまずまず楽しめる。
ただ、ジョンが解放されてからのクライムサスペンス的な展開は、警察の捜査の過程のシーンで張られた伏線を生かした構成で意外性はあるのだが、全体的に見るとどうにも蛇足感が否めない。ウォーウィックが刑事であるという設定も、無理矢理な印象で、もうちょっと上手く明かせなかったのかと思う。
また、ジョンを見逃したウォーウィックがジョンが裏切らないと判断した理由が分からない。最後にウォーウィックがジョンの密告の手紙を受け取った同僚の刑事を監禁する計画を企てる描写もあるが、ジョンが詳細を詳しく刑事に密告している可能性も考慮すると、ちょっと自殺行為な気がする
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