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[コメント] ベルトルッチの分身(1968/伊)

ついに自分の作風を持てず『リトル・ブッダ』みたいなクズに至るこの監督の経歴に尊敬をはらうのは困難だが、『革命前夜』とか本作などは冗談と思って観る分には罪がなくていい。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







はしゃぎまくる躁状態の演劇論は『中国女』のパクリとして気が利いているというべきなんだろう。「原始、全ては本物だった」なんて科白がいい。「想像に力を!」も今となっては新潮文庫の広告みたいだ。洗剤とともに死ぬティナ・オーモンの資本主義的冗談がよく判らないが愉しい。ドストエフスキーとは関係ないのだろう。

(評価:★3)

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