[コメント] 宿無し犬(1964/日)
前髪を真ん中に向けて伸ばした見覚えある顔写真と共に斉藤清作の名前があった(対戦相手名は覚えてない)。カッパの清作は1964(昭和39)年4月、3度目の日本王座防衛戦に敗れ、引退したとある(Wikipedia)から、彼の最後の試合だったのかもしれないね。まあ、映画とは関係のない話だが。
田宮の造型したキャラクターは、リアリティがあるとは言えないかもしれないが、フィクション世界の住人としては、十二分に存在感がある。通して観れば、その倫理感は首尾一貫しているのが分かるし、リアルに心に染みる。俺が江波杏子でなかったとしても、やっぱりグラッと来ていたかもしれない。
刑事役の天知茂さんも、執拗さと男の色気を兼ね備え、雰囲気ある存在感を醸していました。
75/100(15/07/19見)
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