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[コメント] 霊魂の不滅(1920/スウェーデン)

まだお勉強で観る映画なんだが、ランプや蝋燭の灯りの微妙な明滅は美しい。当時の技術ではほとんど神業だったんだろう。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







一方、死の馬車の描写は、最初は派手で面白いのだがどんどん地味になる。二重写しは馬車のほうが薄すぎる。ともあれ、これがベルイマンに影響与えたのは判りやすい。目を剥いて三白眼になる、という顔の演技は本作でも登場し、サイレント映画の演出はインターナショナルだったと判る。扉に斧打ち下ろすシャイニング系の件は『散り行く花』(1919)のほうが早い。

アル中の更生話。瀕死のシスター(救世軍である)と妻のふたりが嘆き合う作劇はくどかったし、「魂に成熟を」と繰り返す敬虔の強調は重苦しい。

(評価:★3)

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