[コメント] 仁義なき戦い 代理戦争(1973/日)
「のう、今の時代はよう、相手を取りさえすりゃあ勝てる時代じゃあらせんので」
渡瀬恒彦を仕置きした後、菅原文太は、こう言って諭すのだ。時代を下りこの頃になると、極道の世界も政治色を帯びる。前二作品とは種類の違うドラマになった。
権謀術数を弄する小狡い奴等ばかりだが、そんな連中の間を己れの仁義をなんとか保ちながらなんとか生き抜こうとする文太の姿がまた映える。骨壷を使った扇情的なラストの演出は、次作に続く感情のエスカレーションを否応なく喚起する。
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