[コメント] ハンナ・アーレント(2012/独=イスラエル=ルクセンブルク=仏)
ニューヨークの大学生たちはよくわかっている。大人たちはダメだ。
…のような展開にしたかったのかな?ほんとに?
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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アーレントの主張は、情報の伝達速度が段違いに速くなり、一度に把握できる世界情勢が飛躍的に広がった現代の私たちにはなんとなくわかる。真に理解するには至らなくても、「そういう見方もあるよね」という余裕が持てる。ただ、この当時生きていた人たちにはそれはできなかった。その結果、アーレントは「ユダヤ人を攻撃するユダヤ人」「ナチスを擁護するユダヤ人」という立場に勝手に立たされてしまう。そのへんのもどかしさはとてもよく描かれていた。ただ、あの結末を評価する人もいたけど、映画として成立させるには丸投げしすぎの感が否めない。
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