[コメント] ゼンタイ(2013/日)
取りたいものとモチーフとのミスマッチ。ゼンタイというショッキングなビジュアルが活かされていない。
背徳感とフェティッシュさに欠けている。記号としてのゼンタイを匿名性にだけ求めるのであれば、別にコスプレでもよかったわけだ。
ゼンタイなどという変態な召し物に手を出すには、相当な精神的なハードルが必要だと思うが、演者がそこを消化していないので、伝わってくるものが薄い。本物のゼンタイ愛好家を何人か登場させて、その中に俳優を配置しても良かったんじゃないかな。
橋口監督へ期待が大きいゆえに、本作は失敗した実験作との感が否めない。取りたいものとモチーフとのミスマッチ。
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