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[コメント] プリズナーズ(2013/米)

警察官と被害者の人間模様が途中までは実に良く出来ており、どちら側にも感情移入できるあたりは素晴らしいと思う。被害者が二家族というのも面白く「僕なら父親ならどう動くんだろうか…」と想像しハラハラしながら観ていました。
ギスジ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







事件を担当する刑事も必死に捜査はしているが結果が出なく、被害者の家族からは煽りをくらうし、上司は非協力的だし…と、色々と刑事に同情するんだが、特に刑事が白人家族の家で事情聴取している時、刑事は冷静に家族から話を聞きだしているように見えるんだが、家族側から見ると「淡々としてるのね、ちゃんと調べてるの?」みたいな感じに見えちゃうところが面白かったです。警察の捜査にしびれを切らしたヒュー・ジャックマンは、自ら容疑者を拉致・監禁するという大胆な行動を取り、黒人の父親に「娘の為に協力してくれ!」と殺し文句を言い、半ば強制的に拷問の手伝いをさせたりと、二つの家族が負の連鎖でどん底に落ちていく流れがイイですね。途中黒人の母親に拉致している事がばれてますます、二家族の関係性がますます悪くなるあたりの絶望感、後戻りが出来ない感が凄く出ていて良かったです。ただ白人の母親はその辺の話に関わってなくて、誘拐されたショックでほとんど寝てばっかなんですよ。娘がいなくなった母親の苦悩が感じられない。たまにひょっこり目を覚ましては「娘を見たわ!」と一応母親としての存在感を見せてはいるんですが、あれだけじゃ正直薄いですね。

あと犯人はあいつかよー?って分かったときは「無理あるだろー!」と不満を感じましたが、それでもこの映画は面白かったと思います。シャラマン的と言うか「面白いことやってるな」と感じる監督さんでした。個人的にラストの犯人に不満を持っていたので、エンディングの笛のシーンは「ちょっと格好良すぎ。」と少々鼻につきましたが、監督のデニ・ヴィルヌーヴは1作目の灼熱の魂からくらべるとだいぶ成長しているように見えます。ただちょっと綺麗すぎですかね。娘も五体満足に帰ってきて良かったんですが、助かった娘から伝わる恐怖感とかは感じなかったです。あと一番の被害者は「フルボッコ」にされたあいつですかね。マジで可哀想でした。

(評価:★4)

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