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[コメント] タイガー 伝説のスパイ(2012/インド)

いろいろぶち込んだ1級娯楽作。バッサバッサと冗長なシーンを切った編集が小気味よい。お約束、突如皆で踊りだすシーンはやっぱり楽しい。アクション映画なのでBMW、ボルボ、トヨタ、レンジローバーのカーテェイスも見ものだ。そして唖然としたのは・・・
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







その一連のシーンのストーリーに、まず簡単に触れると、

シーン1:主人公が部屋に帰って来ると、中から男が飛び出し逃げる。「物盗りか」「いや‘お仲間(スパイ)’だ」 

シーン2:街中を主人公が歩いている。1人の男にぶつかる。「おっと、すみません。えっ、この男、部屋から飛び出した・・・ちょっと、待て――」  

シーン3:男を追って、追いかける、追いかける。大追跡劇。

シーン4:メチャクチャになった路面電車の屋根上でダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド)のようにさっそうと背広を着る主人公。

手に汗を握る追跡劇が終わって、ホッと一息ついた。が、ここでフト疑問がわいた。あの男は一体何の為に出て来たのか?

シーン1はスパイが敵スパイの部屋に忍び込むというよくある話だが、彼の目的は何だったのか?それがよく分からない。

またシーン2でその男にぶつかるというのもよく分からない。偶然(本当に偶然なのだ)街中で敵と味方がぶつかるなんて、有り得ないだろう?

じゃあ、何のためのシーン1,2なんだという事になるが、それはシーン3を撮りたいがために、わざと後で取って付けたのではないか、と思い至った・・・唖然。

更に深読みすると(これが真実と思われるのだが)、ダニエル・クレイグはたまたジェイソン・ステイサムが乱闘の後、背広を颯爽と着るシーンは確かにカッコいい、作者は単にその真似をしたかったのだろう、ということだ。

誤解しないで欲しいが、私は責めている訳ではない。むしろ、良いところはどんどん取り入れるその心意気や良し、と言いたいのだ。

もっとも上記御二人に比べ、サルマーン・カーンはあと一歩でしたけどね(笑)。

そういやあ、キドワイ教授の件はどうなったんだ?(大笑)。

(評価:★5)

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