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[コメント] グレート・ビューティー/追憶のローマ(2013/伊=仏)

出来事の因果律的な展開によってではなく、主人公=トニ・セルヴィッロの心象を底流に置いて諸挿話の連繋を図る作劇であるのだから、彼にはそれこそマルチェロ・マストロヤンニ級の魅力を求めたい。思わず瞳を惹くカット群に狂喜したいのは山々だが、これも私の審美観から云えばあまりに品のない撮影だ。
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