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[コメント] エクソダス 神と王(2014/米)

有名監督がメガホンを執る、お金と人をたくさん使ったであろう大作。でも中身はあまりない。(『ノア 約束の舟』と似た印象)
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「ノアの方舟」同様、知ってるようであまり知らない「モーゼの十戒」。今回、それを中心に話しを進めるのかと思ったら、終盤になって「石版」を積んだ馬車に乗るシーンがちょっと流れるだけ。調べたら、「十戒」は、宗教的なかかわりの決め事が4つと、今の法律のような項目が6つ。てっきり、「モーゼ」→「♪海が割れるのよ」のイメージが先行してるから、それが「十戒」だと思っていた人、多いと思う。

この映画の予告編で、しきりにクローズアップされる「十の奇跡」という宣伝文句。「10」という数字があるから、それが「十戒」かとも思ったら、違うようで、そもそも、あれは「十の奇跡」ではなく、「十の災い」ではないのか!

途中、モーゼに語りかける、「子供の姿」の神の遣い。キリスト?ユダヤ?その区別もよく判らない日本人には、いまいちピンとこない。そして「エクソダス」という言葉が、「イスラエル人のエジプト大脱出」の意味だということも知らなかった。

ベールは、好きな俳優だけど、う〜ん、まぁ、今回は仕方ないな。ラムセスのジョエル・エドガートンは「華麗なるギャツビー」で「世界のナベアツ」みたいだったが、今回はベールのモーゼよりも、ちょっと共感できたよ。母役でシガーニー・ウィーバーが出てるのには気づかなかったけど。

もうひとつ、楽しみにしていた「♪海が割れるのよ」のシーン。イメージしていた「海が割れる」とは違っていたから残念。どっちかっていうと「潮が引く」印象だった。

(評価:★3)

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