[コメント] シンデレラ(2015/米)
自ら光を放つかのような輝く青いドレス。背景にかすむ人輪の中を王子と躍り進むシーンには、確かに陶酔があった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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エラ/シンデレラ役の女優さん(リリー・ジェームス)の“勇気と優しさ”を体現した凛々たる佇まいが一貫して映画を支えていたと思います。母音を最後まできちんと発音するゆったり目の台詞回しも良かったです(注:私が見たのは日本語吹替版でしたが・・・)。
だから、継母らの辛い仕打ちに彼女が勇気を失いかける展開には、堪えがたく悲しくなりました。それだけに、その直後、間髪を入れずに魔法・魔法使いが救済に現れたのは、無条件に全面的に賛同できました。
もちろん、この陶酔は、映像の美しさとともに、彼女の苦境を王子という存在が解放するという物語構成にあったのでしょう。しかし、彼女にはそれを受けるに足る高潔な人格が備わっていた。そして、王子(=王子を演じた役者さん:リチャード・マッデン)にも、それを与えうるにふさわしい人柄が。
僕の妻は衣装の豪華さを称賛し、それによって登場人物のキャラクターまで描き分けていたことを讃えていました。
僕は、青いドレスをまとったときのエラ/シンデレラの腰のくびれがリアルな人間とは思えないほど細く、CGかなんかで修正でもしたか?と思いましたが、さて本当はどうなのか。
80/100(17/04/21見)
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