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[コメント] グラスホッパー(2015/日)

同じジャニーズながら生田斗真と山田涼介の華の有り無しの差は、こっち側とあっち側の差で一応納得はいくのだが
さず

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







そもそも一般人はほとんど登場しないのだ。巻き込まれて翻弄される一般人は斗真波留くらい。あとは皆んな向こう側の人間。だとすると、あまりにも弱すぎませんかねぇ寺原親子とその一味。それなりの組織のはずの菜々緒はじめ一味の構成員はおっさん一人(鯨)から逃げ惑うばかり。通り名まで持つ鯨浅野と蝉山田はモンスター級なんだとしても、結局女子高生もどきみたいのにやられて見せ場なく退場。菜々緒は折角良い役なのに、責め一辺倒で、やられる際の悲哀というか色気が無いですね。

んで、モンスター蝉とモンスター鯨の対決。ゴジラ対キングギドラですよ。 2大怪獣の頂上決戦ですよ。なのにお二方とも得意技(ナイフと催眠術)を捨てて素手の殴りあい。なんで?邦画に『ワイルド・スピード』のヴィン・ディーゼルドウェイン・ジョンソンのどつき合いのような筋肉バカ対決を望みはしないが、細っこいジャニーズアイドルと中年のおっさんの殴りあいはさらに望まない。お前らナイフと催眠術があってのモンスターなんじゃなかったの?殺傷能力捨てて殴り合ってどうすんのよ。

あ、斗真について書いてなかった。菜々緒に脅され、吉岡(押し屋)親子にたぶらかされる一般人鈴木役ですが、印象が薄かったのは菜々緒吉岡親子の描写に丁寧さが足りなかったからではないかと。一般人なんだから上手く振り回してもらわないと生きて来ないもんね。

ついでに言えば、蝉もエージェントの岩西とのカットをあとちょっと増やすだけで深みが増したと思います。

とは言え、早い展開と複雑過ぎない構成で最後まで飽きずに観れました。

(評価:★3)

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