[コメント] 裁かれるは善人のみ(2014/露)
はぁ(ため息)…「父、帰る」より10年、けれんみは薄れ業は深まった
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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劇中、弁護士は2度神を問われるが「事実を信じる」と応える
その弁護士も事故のような誘惑には抗うすべも無く自らも業に落ちてゆく
市長、神父、弁護士
神の機能を代理すべき職務、しかし行うのもやはり業の深い人間なのだ
そして信仰を持つもの持たざるもの
それらが因果しあう物語はそれ以上にも以下にも描かれない
それゆえ物語を見ている私だけが限りなく真実に近く、それだけ物語の神に近い
「父、帰る」より10年、才走っていた画は抑制されそのドラマは追随の及ばない位置に達するかのようだ
アンドレイズビャギンツェフ(長ぇ…)は本当に大した監督だと思う
(どう読むかですが、父親の受けた判決は権力の談合なのか、それとも一人息子の凶行とみるのか…自分には息子の母殺に感じられ、その業に震えました)
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