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[コメント] 追憶の森(2015/米)

「ちょっと待て。君の人生は楽しいか、それとも苦しいか。世の中苦しいことばかりではない。楽しいこともあるはずだ。人生を楽に過ごすたけにもう一度よく考えよ。必ず何か思いつくはずだ。たった一つの命、大切にしよう。困ったら下記に相談を」
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







樹海の入口の看板。本物だろう。老人医療のようなフレーズだ。自分の命について、楽しいかどうかという価値判断しか持たないのが日本の貧しい処だ。

もちろんこれは本作の風景のひとつに過ぎない。しかし映画の物語もスピリチュアル系ムック本をコンビニで立ち読みした程度のネタで安い。青木ヶ原なんぞに宗教的霊験などあるものか。

妻が主人公を森に呼び寄せました。渡辺謙は妻のナオミ・ワッツの幽霊でした。好きな色や花を教えてくれました。不思議ですね。というところ。渡辺がそうと知らずにこれらを伝えるところ、性別が違うところに、物語技法として面白みがあるが、同時に脚本教室っぽい臭みもある。夜の森の描写に魅力がないのも弱かった。

(評価:★3)

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