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[コメント] 女が階段を上る時(1960/日)

純然たる「デコちゃん鑑賞映画」。役柄は京マチ子が得意としているものだし、親兄弟とのなんとも言えないしがらみは『稲妻』の方がよっぽどリアル。
3WA.C

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 内容は題名とは裏腹に、水商売にどっぷりと「堕ちて」行く女性を描いたもの。というか、やっぱり「水商売にどっぷりと堕ちていく女を演じるデコちゃん」を描いたものという感じ。

 女が野心のために階段を上がるといえば『しとやかな獣』だが、本作のそれは覚悟が決まらないまま水商売に流されていく女が主人公だけに、その描写も含めてなんとも歯切れが悪い。

 仲代達矢がデコちゃんに迫る設定は、ちょっと無理があったかな。だって森雅之とやった翌朝で、しかもほぼやり逃げ状態で捨てられたばかりなんだから、いくらなんでもやれないよ。団令子だったら大丈夫だったかもしれないけど。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ぽんしゅう[*]

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