[コメント] パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト(2013/独)
パガニーニの生涯のメフィストフェレス的あるいは喪黒福造的解釈。主人公の造型が作品を背負って立つだけの器量に欠け、結句「演奏技術のデモンストレーション」という映画表現の髄とは無縁のイベントが見せ場を担わざるを得ない。クリスチャン・マッケイら助演者のコメディセンスに幾分か救われている。
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