後半は、軍曹と少年兵たちとの交流が話の中心になる。双子の少年の運命に、思わず胸が締め付けられそうになった。それでもデンマーク人にとっては、少年たちは｢憎きドイツ兵｣でしかない。ろくに食糧も与えられず、使い捨てされた。それが史実と知って、もっと切なくなった。

最後に、生き残った四人が走る場面で泣いた私。