[コメント] ショコラ 〜君がいて、僕がいる〜(2015/仏)
『ムーランルージュ』に出てきた「ショコラ」という登場人物は、この映画のショコラがモデルなのかな?
日本でも大ヒットした、オマール・シー主演の「最強のふたり」。そこまでのヒットには恵まれませんでしたが、とても素敵な映画です。
映画は、ショコラの視点で進みます。見出だされて、人気者になって、お金持ちになって、天狗になって、薬と女と賭博に溺れて、消えて行く。
映画を観る私たちは、「ショコラを見るフティット」の視点で物語を追う。目の前で変化してゆくショコラを心配するけど、言う事を聞かず手を焼く。そして自分の元を離れてゆくのは、とても切ない。
この映画の中で、フティット自身の事は、あまり語られない。ショコラと同じ、あるいはそれ以上に裕福になったはずだが、特に何かお金を使う訳でもなく、女性と付き合うシーンもなく、ただひたすらに貯金でもしていたのだろうか?一流のクラウンとして、観客から喝采を浴びることだけが生き甲斐のように見える。
一度だけ、「おかまレスラー」が登場した。なんでそんなのが出てきたか、ゲイだったとか、そういう暗喩なんだろうか?いずれにしても、もう少しフティットについても掘り下げてほしいですね。
終盤の「オセロー」のシーン。ブーイングですかぁ。厳しいな。やはりそういう時代だったんだ。
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