[コメント] 素晴らしきかな、人生(2016/米)
やたらと豪華キャストで、クリスマスシーズンのニューヨークを舞台に哀しくも暖かい心に染みる演技の応酬がある繰り広げられる。ドミノ倒しが抒情的で印象深いし、ウィル・スミスが自転車で疾走するいくつかのシーンもとてもよい。
これだけでもよい映画だなと思うのだが、名作になりきれていないのが残念。ラストのネタばらしが解り難く、ストレートに響いてこないのも要因か。"collateral beauty(幸せのオマケ)"という概念もやや頭でっかちに感じる。劇中のキーラ・ナイトレイのセリフにあったが、心ではなく頭で解釈したくなる作品になってしまっているのが惜しい。
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