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[コメント] 熱いトタン屋根の猫(1958/米)

ポール・ニューマンはルックスのよさもさることながら、役者としても演技力は確かなもので十分存在感がある。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







家族の確執を描いた人間ドラマ。

ストーリーの中心はガンで余命少ない父親の財産を狙う兄夫婦や父親と仲の悪い主人公のブリックとの間の確執なのだが、そこにブリックとの結婚生活に悩む妻マギーが入り込み、家族の確執は終盤になって唐突にもとの鞘に戻ったという感じで、今ひとつ家族の間のドラマに緊迫感がない。

マギーを話に絡ませるなら、もっと自己主張をはっきりするタイプのキャラにしないと、ブリックの家族とは直接血縁関係にない第三者である彼女の立ち位置が中途半端に終わってしまっている。

役者としては、ブリック役ポール・ニューマンが父親や兄夫婦への執念を鬼気迫る演技で表現し印象的。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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