[コメント] ミスター・グッドバーを探して(1977/米)
孤独と倦怠、そして人生を誤る瞬間。この惰性のような映画でラストだけが浮き立つ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ダイアン・キートンもそうだがリチャード・ギアやトム・ベレンジャーなど、結構著名な俳優が出演している。しかし、この映画はダイアン・キートンの映画だ。それほど彼女は魅力的だった。
魅力的というよりも、よくぞこの映画に出たものだと思う。『ゴッドファーザー』でマイケル・コルレオーネの妻となる女性を演じ、ウッディ・アレンと出会って『アニーホール』でアカデミー主演女優賞を獲得した女性が演じる役としては、相当勇気のいるものだったであろう。
ちなみに、同じ年のアカデミー作品賞には『グッバイガール』や『ジュリア』という映画がノミネートされた年であり、女性中心のドラマの年でもあった。
女性の生き方とセックスに対する考えが、極端に異なってゆくうねりのようなものを感じる。もちろん日本人としてこの映画を見てどこまで臨場感を味わうことができるか定かでないが、当時14歳ぐらいだった私にとってこの映画はとても衝撃的だった。
ところで、当時日本映画は『幸せの黄色いハンカチ』ブームだった。
この両極端、対極にある男女、女性観にとても悩んだ頃を思い出す。
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