[コメント] 妥協せざる人々(1965/独)
ベルの長編小説の「圧縮再構成」の名場面集で、純粋に強度のみが問われ、筋は全く追われず小説を読んでいないとまるで判らない(読んでいても判らないらしい)。本作だけはぶっ飛び過ぎ。古典的にアクション満載なモノクロ撮影も含めて過渡期の作品の印象。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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運動場でホッケーのラケット(なのか)を折る少年とか、「皇帝のバカ」と繰り返す妻とか、彼女がフレーム外のファシスト目がけて撃つ銃とか、面白そうな断片が連ねられ、政治的な話を喋りまくる。亡命生活から戻ったら戦前のナチ親衛隊員が有力者になっていた、という設定は前作が反復されている。
冒頭の引用「暴力が支配する場では暴力だけが助けになる」はブレヒト「屠殺場の聖ヨハナ」より。「そして、人民だけがものをいうのは、人民のいるところ」と続く由。
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