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[コメント] セブン・シスターズ(2016/仏=英=ベルギー=米)

ノオミ・ラパス七変化。見ているうちにそれぞれに愛着がわいてくるから不思議だ。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







抑圧された超管理社会に対する反抗、というものは結構たくさんある。『ブレードランナー』『リベリオン』『イーオン・フラックス』などなど、挙げる必要のないくらい。そんな一つと言ってしまえばそれまでですが、なかなか良くできた映画です。

その要はノオミ・ラパス七変化。実にうまく七人を演じ分けている。それぞれに愛着がわいてしまった。蓮っ葉だけど実はウブな「土曜」とか、冷静だけど不屈の闘志を持った「木曜」とか。そして「裏切り」も、宿った新しい命のための母性だったとか。なかなか拾い物の作品です。

「一人っ子政策」というのは、強烈な中国への皮肉ですね。

(評価:★4)

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