コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ゴッホ 最期の手紙(2017/英=ポーランド)

なかなかの凝った作りの映画。『かぐや姫の物語』の油絵版といった感じでしょうか。内容は「ミステリー」ですね。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







なかなかギラギラした、ゴッホらしいタッチの油絵が「動く」様は圧倒される。ゴッホが描いた実在の人物に似た俳優が演じた映像を、125人の画家が6万枚もの油絵を描き、アニメーションという形で製作されている。見ているうちの、絵画に精通していなくても、「あ、この絵を見たことがある」という絵の場面も登場し、わくわくしました。

内容はミステリー。「ゴッホの最期」の謎を追うストーリー。と、いっても、それほど大がかりな謎があるというわけではない。アルマンという青年を通して、手紙を届けることから触れる、ゴッホという人物と、「自殺の謎」。アルマンという人物については、もう少し工夫があってもよかったと思う。あと、回想シーンの「モノクロ部分が、「本編」とタッチも異なり、ちょっと違和感があり、比較的に回想シーンが多いので、少し疲れる。

それでも、やっぱり圧倒されるほどの映像は、一見の価値はあると思います。残念ながら日本語吹き替えしか上映はないみたいです。ワンシーンのみで登場するゴーギャン役にあの落合福嗣君があてていて、なかなかいい声をしていたので、ちょっと驚いた。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。