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[コメント] ロング,ロングバケーション(2017/伊=仏)

製作がアメリカじゃなく、「イタリア・フランス」なのね。なるほどだから、あんなに「トランプ」を客観視していられたんですね。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ラストが、じつはかなり衝撃。「その選択」は私の中にはなかった。

主人公の2人、ヘレン・ミレンとドナルド・サザーランドが、とても素敵です。イチャイチャしながら、時にはケンカしながら、二人はキーウエストへ旅をしてゆく。ヘミングウェイが好きな夫のジョンだが、夫婦以外の人と深くヘミングウェイの話をするのを、エラは快く思っていない。「私、卒論がヘミングウェイでした」っていうウエイトレスに、明らかに不満顔。語りだすと止まらないジョンに手を焼いていたのかと思ったが、そうではなく、「二人のヘミングウェイ」に第三者を入れたくなかったのでしょうか?

電話中に、置いてゆかれるエラ。放置されたままの受話器。私はそれで、子供たちに「居場所がばれる」とか思ったが、そんなことはなかったようで。

監督は『人間の値打ち』の方。あれもかなり「毒」のある映画でしたが、主演の二人の組み合わせから、「ハート・ウォーミング」な物語を想像していた。途中まではそうだった。エラが、足元のマットを気にしていたのは何だったんだろう?と思っていたが、私のはまさかの展開でした。

(評価:★4)

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