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[コメント] ザ・シークレットマン(2017/米)

リーアム・ニーソン主演で、この邦題なら、またバリバリのアクションみたいだが、原題直訳そのまんまのポリティカル・サスペンス。名前だけ知ってた「ウォーターゲート事件」を詳しく勉強できました。
プロキオン14

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邦題直訳「マーク・フェルト:ホワイトハウスを倒した男」そのまま、ウォーターゲート事件において重要な役割を果たしたFBIの副長官マーク・フェルトを主人公にした、ド直球な政治ドラマ。これと『ペンタゴン・ペーパーズ』と、こういう話が映画として公開されるというのは、なかなかすごい話、アメリカならでは。この作品など、アカデミー賞候補になってもよさそうなのに、全くなりませんでした。またノミネートされながらも無冠だった『ペンタゴン・ペーパーズ』も含めて、「忖度」があった?、いずれにしても日本ではぜったいそんな映画は制作されないだろうから、すごいね。

リーアム・ニーソン、やっぱりアクションよりも、こういう作品のほうが本当は似合います。黒いスーツをビシッと着こなし、凛とした佇まいは、本当に「正義」を体現していました。正義というよりも不可侵であるべきFBIとしての「意地」も感じられた。

俳優陣も、そこそこ名前のある演技派たちが名を連ねている。ちょっと登場人物が多いので、キャストで役名をみても、「えぇっと、どの役だったっけ?」と混乱したことは告白します。

「今のアメリカ」「今の日本」にも耳の痛い映画ですね。「民主党支持」「共和党支持」によって見方が違う映画なのかな?

(評価:★4)

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