[コメント] 29歳問題(2017/香港)
香港にも蔓延していた、猫が消えるだの消えないだの、コーヒーが冷めるだの冷めないだの問題。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
「香港映画の新しい波」という評判だったので映画館に足を運んだ。女性監督が女性視点で映画を作るのは香港では珍しいのかもしれない。
香港の内輪ウケネタのオンパレードで、レスリー・チャンくらいしか分からなくてポカンとするのだが、それは外国人が「あまちゃん」を観るようなもんだから目を瞑ろう。
監督が10年続けた舞台作の映画だったわけだが、これも故今井雅之の『THE WINDS OF GOD』みたいなもんだから、まあ許そう。ただ、10年前の戯曲が現在も当てはまるのかどうかは疑問だけど。
そもそも女性の29歳問題は、日本ではとっくの昔に山口智子と松下由樹が解決(?)しているので今更感があるけど、それはお国柄なので大目に見よう。
事程左様に大甘な温かい視線で観ていたにも関わらず(そもそもテレビ的な演出は気に入らなかったんだけど)、なんだその終盤の猫が消えるだの消えないだのコーヒーが冷めるだの冷めないだの的な安易なお涙頂戴物は!
結局は“芝居小屋”の空間を超えられない話。
(18.05.27 恵比寿ガーデンシネマにて鑑賞)
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。