[コメント] エレナの惑い(2011/露)
ベルイマン的辛気臭さが活劇性を殺しているように見えた『ヴェラの祈り』に比べると、(物語ではなくショットの)予測不可能性が上回る分こちらの方が面白いように私には感じられた。しかし、あの傑出した『父、帰る』を処女作に持つ監督にしては随分小ぢんまりと纏まってしまっている(悪い、とは言わないが)。ナジェジダ・マルキナが日常的な作業や歩行を繰り返すショットの切れ味が良い。
(赤い戦車)
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