[コメント] ガザの美容室(2015/パレスチナ=仏=カタール)
最初のうちは「雑草のようにしたたかな女性たちの抵抗」を描くものかと思われたが、自由に見えるおんなの「強さ」の虚構性が店の外の男たちに蹂躙される描写は辛い。自由とはそんなものなのか。思い込みに過ぎないのだけれど、平和を成就させるカギの行方を指し示す物語と思ったのが浅墓だったのだ。リアリズムは男たちのちっぽけな命のやり取りにこそあった。
(水那岐)
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