('15)版は、一年前に自殺した女の子が、友人たちのスカイプでの通信中に現れる･･･というストーリーらしい。面白そうじゃありませんか。そして今回は「拾ってきたＰＣが、ヤバすぎる」、持ち主が主人公たちにＰＣを返せと脅してくるのだが･･･という話だが、そのままおそろしい謎のサイコ持ち主の襲撃で、恐怖のどん底･･･というところで「どんでん」的な顛末を迎える。それが、なんだか却ってストーリーをつまらなくさせてしまいました。

途中で偽の音声で警察にＴＥＬして、拳銃の「ジャキッ」という音を操作して、銃撃させるというところは工夫があってよかった。が、それ以上の見せ場はなかった。（選択をせまるのはよかったけど）。なんというかデス・YOUTUBERみたいですね。内容は『ブラックサイト』という映画があったが、そちらのほうが「実際に起きそうなストーリー」ですね。最後に次々に顔見せする意味が判らん。

ひとつだけ、主人公のガールフレンドが聾唖者で、一生懸命手話でコミュニケーションをとろうとするが、それをストーリーに活かせたと思う。たとえば、PCが監視されていても、手話でコミュニケーションをとることで、敵の裏をかくことができたとか、主人公側の「逆襲」があってもよかったのに。