[コメント] 黒い賭博師・悪魔の左手(1966/日)
気楽な旭のコメディ。ルビッチでおなじみルリタニアもので、どの国が想定されているのか判ると面白いのだが、純粋にナンセンスでそういうネタではなさそう。も少し演出のノリがいいと笑えるんだけど。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
♪ジョルダニアーと中近東に唄う旭。ギャンブル王国の日本大使館内で治外法権で行っている贋札づくり。ギャンブル王旭は日本のギャンブル市場を牛耳るには貴方が邪魔」と狙われたりする。来日して水爆がほしいとわめく王様の大泉滉。彼が外を走っていると子供たちがアベベだと喜ぶのが時代(2年前だが)。参謀二谷英明は東西陣営に国をセリにかけると云っている。本国で学生の叛乱が発生してギャンブル王国は覆される。
冒頭から原泉さんがギャンブラーで妖しく演じていて、路上にマントで現れる辺り笑わせてくれるが旭との対決は冗長。ポーカー勝ち続けるジュディ・オングは格好いいのだが競輪場の対決はやはり冗長で詰まらない。盲人でホラー寄りの天坊準はコメディのなかひとり真面目で収まりが悪かった。神田隆の刑事は異色の造形で、といっても旭のコメディの肴にされて悔しそうな顔するだけなんだけど、いつもと落差があって愉しい。彼の代表作なのだろう。二谷英明は顎鬚がいい。カラーワイド。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。