[コメント] 沖縄 うりずんの雨(2015/日)
1853年のペリー提督上陸以来念願であった沖縄占領を、1945年に米軍は成し遂げる。そして戦後も続く占領。現代に続く沖縄の歴史の流れを知るには良いドキュメンタリー。☆3.7点。
踏み躙られる沖縄の歴史を淡々と描きつつ、日本軍兵長であった近藤 一、米軍兵士であったレナード=ラザリック・ドナルド=デッカー等、兵士の立場からの沖縄戦にも焦点を当てる。
戦後編ではコザ暴動・1995年の少女レイプ事件にも触れ、憲兵隊員や有罪となったレイプ犯兵士の証言も得る。そして米軍・日本軍を問わず軍隊の論理にも踏み込んでいく。
更には戦後30年以上経って明らかになったチビリガマでの集団自決にも触れる。
少なからず歴史に触れてきた心算の身からすると若干淡白な感想を受けたが、ユンカーマン監督は広く世界の観客の事も考えて、謂わば導入編として作ったのかも知れない。
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