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[コメント] ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019/米)

ハリウッドの技術とスケールで描かれるゴジラ映画の広くて深い大海に漕ぎ出た一艘の小舟の気分。
G31

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 溺れる溺れる。

 ♤ ♢ ♡ ♧

 ゴジラ。というかゴジラ映画。僕が子どもの頃からありましたが、ちゃんと観たことはなかったです。でもイメージとして、ゴジラは「いいもん」でした。間違いない。

 だから、1984年の「ゴジラ」が悪もんとして登場すると聞いて、しかもそれが 初作以来の久々の復活なのだと聞いて不思議な気がしたものです。え?そうだったの?

 そういう下地があるからか、ゴジラがいいもんという本作の設定は無条件に嬉しいです。ゴジラのあの破壊力が人間たちを守るために発揮されるという場面・展開が無節操に喜ばしい。こう来なくっちゃ!みたいなね。

 あと、初めのうち設定や展開が複雑かつ錯綜していて馴染めなかったけど、要するに「にっくき悪もん」キングギドラをモスラとゴジラと人間たちとで力を合わせてやっつけるというお話なのねとわかってからは、心踊らされるものがありました。もちろん怪獣同志の取っ組み合い含め、映像の迫力も存分に味わいました。モスラのテーマがさりげなく流れたり、伊福部ゴジラのテーマがズン、と入ってくるだけで嬉しくなりますね。

 水爆実験で誕生したので、ゴジラを巨大化させ、凶暴化させた、つまりゴジラに生命を吹き込んだのは確かに核エネルギーです。だからといって、それをゴジラを再生するスタミナドリンクみたいに使ってしまうのは、さすがにちょっと・・・・てな想いも頭をかすめます(その手があったかとも思いましたが)。気にしなくていいことは気にしないというのも、映画を楽しんで観る技の一つなのかもしれません。

 初代芹沢博士の平田昭彦がゴジラを(自身もろとも)殺すのに使った兵器もオキシゲン・デストロイヤーだったよなと懐かしく思い出されました。「特攻」賛美みたいな描写は複雑に駆られますが・・・おっと。

80/100(25/5/11TV録画見)

(評価:★4)

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