『ある少年の告白』でキッドマンが演じた母と、今作でジュリア・ロバーツが演じた母。どちらも「息子(ルーカス・ヘッジス)を守る母」だが、守り方が違う。この映画のロバーツはややオーバーアクトだが、エキセントキックな部分もあって、力強い母親。この２本の映画を比べると、わたしはこっちの母のほうが好きだ。

そしてルーカス君。監督の実の息子で、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』や『スリー・ビルボード』などの話題作に連続して出演していて、ティモーシー・シャラメと並んで注目株の若手俳優。そして出演作品も、「似たような役どころ」も多い。今回の「薬物中毒の若者」は、『ビューティフル・ボーイ』のシャラメ君と比べてしまう。私は比べるなら、この映画のベンのほうが好きだし、映画自体もこちらを推す。

『スリー・ビルボード』でもルーカス君の妹役だった、キャスリン・ニュートンが超かわいい。乃木坂の白石ちゃんに似てる？