[コメント] 兄消える(2019/日)
零細工場の経営者をまっとうする高橋長英のリアルな芝居と、フーテン遊び人柳澤慎一の飄々とした昭和喜劇的もの言いのギャップに当初違和を感じていたが、そのズレがやがて生き方の“差異と幸福”を象徴する「年輪」として、えも言われぬ味を醸し出す。
戦後ニッポンの地方文化を支え、今、黄昏をむかえたジジイたちのささやかな“生態”を写した映画としても、貴重かつ愛すべき小品。
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