[コメント] この二人に幸あれ(1957/日)
特撮映画や喜劇ばかりの白川由美にセンセーあたしもフツーのロマンスに出たいとせがまれて本多が慣れないホームドラマ撮ったという図が容易に浮かぶのだが、出来は平凡ながらちょっといい話。
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出来は当たり前の新婚あれつき話だが、こういう若い人を励ますホームドラマはいつの世も必要なのだなあと思ったことだった。松山らしい会社地獄物語で、会社訪問して志村喬が聞いて回った小泉博の噂は、すでに観客の知っているイジワル上司発で最悪だったという展開が笑える。最悪のタイミングで志村宅に羽織袴で突撃する藤原釜足も可笑しい。私的ベストショットは三船が結婚式にホルンで吹く「結婚行進曲」。ラストの仲直りした途端に灯る停電中の照明も鮮やかでいい。撮影はトラックインの連発が戦前好みでちと古臭い気がするも、ナルセばりの美術は充実。
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