脚本そのものは凡庸。新入り運転手のエピソードはなくても良かったんじゃないかと思うくらい。そして、そのこと自体は問題では無し。

とても気に入ったのは3人がきちんと兄弟を演じていたこと。特に松岡茉優さんは仕草一つで色々なことを想像させてくれる女優さんだと思います。3人で裏庭で煙草を吸うシーンは兄弟の絶妙な関係を的確に描いた秀逸なシーンでした。

そして、大悟さんは悪人を演じるならば、もっと凄みを身につけないと。ちっとも恐くなかったですよ。