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[コメント] わたしは光をにぎっている(2019/日)

「滅びの美学」ではない美しい終わり方。
K-Flex

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







まず撮影地が野反湖だったり立石だったりと、何故か微妙な思い入れがある場所がちょいちょい出てきて、それだけでやられちゃったのですが。

台詞での説明を一切排除しているのだけど(その徹底ぶりがすごい)、確かに現実の会話において説明するような物言いってあんまりしないよなと途中から受け入れるようにしました。それでも画面からちゃんと背景が理解できるのは演出と演技と撮影が見事に融合しているからだと思います。

よくある「懐古主義」でもなく「開発否定」でもなく、人が生きていく上での変化はきちんと受け入れなきゃいけないということを、この可憐な女の子に教えられたような、そんな気分の映画でした。

(評価:★4)

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