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[コメント] 水戸黄門漫遊記(1938/日)

「東海道の巻」と「日本晴れの巻」の総集編らしく大雑把な出来だが喜劇だからあんまり気にならず、エンタツアチャコののんびりした漫才が愉しめる。面白い。70年代のテレビでも通用するレベルだろう。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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娘さんがうずくまって泣いていて、事情を聞いて解決に乗り出すという物語が幾つも連ねられる。この展開は気楽なもので、これが古狸退治に至るエスカレーションがいい。水戸黄門一行に何度も間違われるのもいい繰り返しのギャグだった。「一同頭が高い、控えい」はすでにあるが紋所はない。

OPの「毬と殿様」という歌は当時の流行りらしいが、妙な童謡である。これに続くお犬様の件がバカバカしくでベストか。普請中の大黒柱をボーとしていて切り倒してしまうエンタツの朦朧振りは恐ろしさまで感じる。「あ、しまった」だって。私的ベストショットは木賃宿で酒呑んだつもりでの柳家金語楼の奇怪なダンス。

(評価:★3)

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