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[コメント] 軍国酒場(1958/日)

まあ永田ラッパが逆コースを反省する訳はないわな。みんな軍歌聴いてシンミリしていたりするのだ。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







軍国酒場がバカバカしく描写され、仁木多鶴子が「平和運動の時代に、止めて下さい」とオーナーである父の潮万太郎に怒鳴って映画は始まる。そしていろいろあって、みんな反省する収束で唯一反省されないのは冒頭のこれ。「平和運動の時代に、止めて下さい」のフレーズだった。

ひどい青春もまた戻らない青春、私の父親は別に右翼ではなかったが、ずっと軍歌聴いていたものだ。どうしようもなく繰り返された光景だろう。映画はそこに批評を入れるべきなのに入れず、ヤクザの乱入では話がミートしていない。俳優が弱いし、店員の構成は兵隊を並べる必要からだろうが男が多すぎるだろう。四ツ谷駅と下北沢駅がロケされている。

(評価:★2)

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